S0528 道徳教育の研究(A評価)

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    資料紹介

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    『「生きる力」と道徳教育について述べよ。』
    1.はじめに~「生きる力」とは何か
    人間が「生きる」ということは、①生物学的(身体的)「生命」と②文化・社会的「生(活)」、そして③道徳的・人格的・宗教的「いのち」の三つの次元で生きるということである。この三つの次元は相互に密接に関連して一つの全体を成し、その人の一生、生涯と呼ばれる。つまり人間が「生きる」ということはこの「生命」・「生(活)」・「いのち」の関連の中で生きるということであり、「生きる力」はしたがってこの三つの次元に対応するとともに、その関連を重視しながら育成されなければならい。
    第15期中央教育審議会第一次答申「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」では「生きる力」について、以下のように述べられている。
    「我々はこれからの子供たちに必要となるのは、いかに社会が変化しようと、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力であり、また、自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性であると考えた。たくましく生きるための健康や体力が不可欠...

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