創造性の実験実習レポート。
序論
創造という言葉を調べてみると、「新しいものを、自分の考えで造り出すこと」と書いてある。また、反対語として、「模倣=今までに在ることや、既に出来上がっているものをそのまま踏襲し、創意工夫を示さないこと」とある。つまり、創造性とは、答えを引き出すよりも、新しい考えや問題自体を生み出す能力ともいえる。
心理学者G.Wallas(1926)は創造の過程を準備期、暖め期、啓示期、検証期の4段階に分けている。
また、J.P.Guilford(1971)は創造性の特徴として下記の6つをあげている。
感受性 問題を受け取る能力。問題点や改良点を発見する能力。
流暢性 思考の円滑さ。問題に対して、多くの考えを次々生み出す能力。
柔軟性 思考の柔軟さ。さまざまな角度からいろんな方法を考える能力。
独創性 思考の独自性。新しい非凡な考えを生む能力。
再定義 再構成する能力。様々な使用法や機能を発見できる能力。
透徹性 綿密さ。筋が通っている。表面だけでなく、底を読む能力。
これらの能力と工夫する努力によって創造性が向上するといえる。
最近の学力や知能の研究によると、知能指数のみ...