心身障害児・者は色々な観点から定義することができる。統計的基準に基づく定義では、「知的・身体的・社会的面で平均値にある普通児・者から外れて、その能力を最大限に発達させるためには、学校での教育をいろいろ変えたり、あるいは特別の教育を必要とするような範囲にある人たち」と定義し、生活基準に基づく定義は、「生活や学習の妨げになるような機能障害や喪失をもつ人々」とされ、次第に受け入れられるようになってきたのである。
『心身障害児・者に共通する心理的問題は何か述べよ。』
心身障害児・者は色々な観点から定義することができる。統計的基準に基づく定義では、「知的・身体的・社会的面で平均値にある普通児・者から外れて、その能力を最大限に発達させるためには、学校での教育をいろいろ変えたり、あるいは特別の教育を必要とするような範囲にある人たち」と定義し、生活基準に基づく定義は、「生活や学習の妨げになるような機能障害や喪失をもつ人々」とされ、次第に受け入れられるようになってきたのである。
2004年に改正されたわが国の障害者基本法では、障害は「この法律において障害者とは身体障害者、知的障害者、精神障害者、があるため、継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受けるものをいう」と定義されている。
したがって、障害児・者は通常の生活を送る上で様々な心理的問題を抱えていることが推測できる。
障害者の心理的問題は、個々で異なるが、共通した問題も抱えている。その中から主な問題である欲求不満と適応機制、不安と劣等感、学習の困難とつまづき、生育環境を取り上げて考察する。
1、欲求不満と適応機制
障害があるないに...