平成22年4月現在で、出題される設問を全てカバーしております。
現在、問題更新の時期かもしれませんが、新問題が全てが揃っていない現時点では、この過去問で対策するしかないと思います(出題箇所に大差はありませんので、内容を組み合わせたり、書き方を工夫することで対応可能です。ご安心ください)。
暗記しやすいように、内容を厳選しました。
限られた時間の中で、単位取得を目指す方に、特にお薦めします。
私は、この内容だけで、85点を獲得しました。
1、信教の自由と政教分離について論じなさい。
2、表現の自由の制限について論じなさい。
3、報道の自由とプライバシーの保護について論じなさい。
4、校則と自己決定権について論じなさい。
5、法の下の男女平等について論じなさい。
6、基本的人権の保障の限界について論じなさい。
1、信教の自由と政教分離について論じなさい。
日本国憲法は、精神活動の自由として、「信教の自由」(第20条)を保障している。
「信教の自由」の内容は、3つに分類される。
信仰の自由
何らかの信仰をもつ・もたない自由、そして自分が何らかの信仰をもっていることを明らかにする・しない自由。
宗教的行為の自由
宗教上の儀式・布教宣伝などを行う・行わない自由。
宗教的結社の自由
宗教団体を結成する・しない自由。宗教団体に加入する・しない自由。
⇒以上の行為・活動は、他人の権利・自由と対立する場合は、「反社会的」でない限り、保障される。
(判例:加持祈祷致死事件など)
「信教の自由」の保障を確実なものとするため、公権力と宗教の結びつきを規制する「政教分離」という制度が重要となる。歴史を振り返れば、公権力と宗教の結びつきは多くの...