比較教育論に対する考察
“比較教育論”課題レポート
今までの発表の中で私達は、スウェーデンの教科書の長所にばかりとらわれがちで、日本の教科書の良い面を挙げる機会が少なかった。日本の教科書は以前から述べられている様に系統主義をとり、文部科学省の学習指導要領に沿って最低限の知識を濃縮した形で書かれている。つまり、基礎・基本なのだ。逆に言ってみれば、このベースを活かしながら、教師が発展学習をする事で幅の広い深みのある学習をすることが可能なのだ。無論、系統主義の欠点とも言うべく難易度の高さには教師の咀嚼が必要である。この難易度というのは高度な知識という意味ではなく、生徒が自力で読解することの難しさという意味である。つまり、そ...