合格レポート
第一課題 第一設題
社会化とは、自分の生まれ育つ社会の中で、その人が社会にふさわしい一員として適応できるように、自分の行動様式をつくり上げていくことである。これまでは、この社会化の観点から、思春期や青年期の時期は、一生涯にわたる自立のための準備をし、将来にわたって一生涯通用するような行動様式を身につけることが目標であり、またその社会化のための重要な契機が進路選択であるといわれてきた。
しかしながら、現代のように次々と新しい情報通信技術が生み出され、社会・産業構造の変化が激しい状況下においては、一つの行動様式にとらわれることなく常に新しい行動様式を習得することが必要とされるであろう。すなわち、学校教育を通して育成された行動様式だけでは不十分で、自分の年齢に応じて、常に人間としての「生き方、あり方」を問い直し、自覚を深め、いかなる環境においても自分の能力を最大限に発揮できるような努力する態度と能力が必要なのである。
さらに、進路指導との関連では、日本を取り巻く経済状況や産業構造が激変したことに伴い、会社の組織のあり方や雇用制度も変化している。特に雇用制度に関しては、従来の年功序列や終...