社会保障政策
子どもの貧困
1. 貧困世帯に育つということ
*貧困であることの問題点
①学力:親が高学歴⇒子どもの学力も高い
→PISA調査において、両親の職業を4段階(上・中の上・中の下・下)に区分
図1-1
➡「上」のグループ=私立の受験校に通う子どもが多いと予想され、それに伴い学力が高いと予想される。
⇔「中の下」と「下」については同じ公立学校に通っていると推測できるが、その格差
は「上」と「中の上」と同等のものである。
∴同じ公立学校の内部においても、親の収入の格差=子どもの学力の格差である
②子育て:Q1「休日に子どもと十分に遊んでいる」
Q2「子どものことでの相談相手が家族の中にいない」
Q3「病気や事故などの際、子どもの面倒を見てくれる人がいない」
図1-2
➡「温かい家庭を築く」のを目的にしても、低所得者はゆとりがない可能性がある
∴低所得の世帯=子育てに困難を抱える親が偏っていると推測できる
③健康:貧困→国民健康保険料の滞納→保険証の取り上げ→...