R0115 漢文学 科目最終試験

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    資料紹介

    過去問の集計により、科目最終試験に出題されると予想される4問について、その解答をまとめた資料です。

    本科目に関しましては、6問の過去問を集めることは出来ませんでした。あくまでも四問分のみですのでご注意願います。

    ちなみに2009年度のものですので今年度も同じかどうかはシラバスなどで確認してください。

    この解答例は私が自分用にまとめたものなので、きちんとした文章になっていない場合もありますし、誤字脱字もあるかと思います。

    また、私が合格したのはこの中の1問ですので、そのほかの解答については100%の保障はありません。

    あくまでも参考程度の資料として、そのあたりをご了承いただける方のみ、よろしくお願いします。

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    R0115 漢文学
    1司馬遷について述べてください
    司馬遷は前漢を代表する歴史家であり、その代表的著作に中国の正史である「史記」がある。
    司馬遷は、武帝に太史令として仕えていた司馬談の子として生まれた。太史令は国家の文書に関する仕事や歴史に関する仕事を行う役職である。後に司馬遷も太使令に任ぜられ、その職権上、漢室の記録・文章・図書を閲覧利用することが出来たので、『史記』のような歴史書を書くことが出来たといわれている
    司馬遷が史記を執筆する上で大きな影響があったのではないかというエピソードがひとるある。司馬遷は当時の皇帝である武帝から宮刑に処せられているのだ。宮刑とは、去勢する刑罰のことで死刑に次ぐ重い刑であった。司馬遷が宮刑に処せられた理由は以下の通りである。匈奴征伐の将軍李陵が兵士数千人を率いて匈奴に侵攻した。しかし、李陵の軍は匈奴の反撃によって壊滅状態となってしまった。武帝は李陵の責任を問おうとしたが、司馬遷は李陵の勇気を賞賛し、李陵を許すように武帝に進言した。しかしこれが武帝の怒りをかい、宮刑に処せられたのである。
    司馬遷は自身が仕えていた主君から重刑に処せられたのである。常識的...

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