イスラム教について、私に信仰心がないからかも知れないが、どうしても神に祈りを捧げる姿というものは滑稽に映って仕方がない。ならば、せめてもどのような信条を持って信仰しているのかを、完全に判るとまでは行かずとも、ある程度捉えてみることにした。
イスラムにおいては、存在していること自体が神への賛美となる。なぜなら、それは全てのものを神が創ったからだ。だから本当は何もする必要がない、存在するだけで神を讃えたことになるのだから。しかし、人間はそれに含まれない。なぜなら、人間は存在していることを“自覚”しているからだ。だから人間は人間自身の存在に対し、客観的距離が存在し、ゆえに人間は存在自体が神を賛美することにはなり得ない。だから、祈る行為が人間には必要となる。加えて、このことは神に対して背く可能性さえ有している。その人間が信仰を持たなければ、すなわち神に背くことになり、悪となる。だからこそ、本来のイスラムにおいては、イスラムにおける唯一神を賛美しないこと自体が悪とされる。
-1 -
■■■■■第■回出題■レポート
■学部■■■■■■学科■年 ■■ ■■■■■■
■■ ■
イスラム教について基礎知識
イスラム教について、私に信仰心がないからかも知れないが、どうしても神に祈りを捧
げる姿というものは滑稽に映って仕方がない。ならば、せめてもどのような信条を持って
信仰しているのかを、完全に判るとまでは行かずとも、ある程度捉えてみることにした。
イスラムにおいては、存在していること自体が神への賛美となる。なぜなら、それは全
てのものを神が創ったからだ。だから本当は何もする必要がない、存在するだけで神を讃
えたことになるのだから。しかし、人間はそれに含まれない。なぜなら、...