教育社会学 設題2

閲覧数882
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    A評価

    タグ

    代表キーワード

    教育社会学

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     学力低下とは何かを明らかにし、社会階層のような社会的不平等と学力がどのような関わりをもつのかについて述べよ。
     1 現代の学力低下の特徴
     学力低下についての議論は昔から論じられ続けていたが、今日展開されている学力低下の論議は過去のものと明らかに異なる。今日においては「新しい世代の学力が前の世代の学力におよばない」「縮小再生の過程が始まったのではないか」という根本的かつ深刻なものである。この疑念の根本にあるのは、「学ぶ」「勉強する」ということにたいする価値付けの低下であり、一部の大学では、学生に学習する習慣がないという、学力低下依然の問題がすでに起きている。かつての大学であれば、学校教育で展開される日々の学習に適応する生徒が進学していたはずである。そうでなければ大学入試には受からなかったはずである。しかし、少子化の進む現在において、なおも増加する大学・学部数によって、今後一層大学進学は易化し、学力が高くなくても入学できたり、学習習慣が身についていなくても入学できたりできる。また、少なからぬ大学ではほぼフリーパスに近い状態で入学も可能なのである。このような結果は、学習習慣を身につけてい...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。