溶存酸素の測定

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    資料紹介

    この実験は、池の水を試料とし、ウィンクラー-アジ化ナトリウム変法によって試料中の溶存酸素の濃度を測定することを目的としたものである。この資料の内容を以下に記す。

    [緒言]
    ●溶存酸素とは何か
    ●ウィンクラー法とその原理
     
    [実験]
    ●実験方法

    [結果]
    ●溶存酸素濃度の測定結果
       
    [考察]
    ●溶存酸素濃度が適当ではなかったことに対するその原因と改善点の考察
     
    [参考文献]

    [課題]
    ●0.025 mol/L Na2S2O4 1 mLは酸素何mgに相当するか。
    ●DOを求め以下の式が成り立つことを証明せよ。
      DO(mg O/L)=a×f×(V1/V2)×{1000/(V1-1)}×0.200

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    [緒言]
     この実験は、正門の池の水を試料とし、ウィンクラー-アジ化ナトリウム変法によって試料中の溶存酸素の濃度を測定することを目的とする。
     水中には、遊離した酸素が融解している。これを溶存酸素(Dissolved Oxygen)と呼び、その値が高いほど水質の汚染の程度は低い。酸素の水への溶解度は水温、水中の塩化物イオン濃度、気圧等に影響され、水温が高くなると小さくなる1)。
     溶存酸素量に影響を及ぼす塩化物イオンは、自然水中で分解されたり沈殿したりすることなく水中に留まっている。塩化物イオンは汚染されていない河川、湖沼、地下水でも一般 に10~20 mg/L程度含まれており、この量を調べることにより、廃水の混入や希釈度を知ることが可能であり、一般に、淡水域で50~100 mg/L以上の塩素イオンが検出された場合は、何らかの汚染があると考えられている。汚染源としては、し尿(約5000 mg/L)、下水(50~200 mg/L)、工場排水(業種によって様々)等があり、また、海岸地帯では海水(約19000 mg/L)の混入が考えられる2)。
    溶存酸素は河川や海域の自浄作用を持ち、藻類、魚...

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