【S0105 教育心理 第二 A判定】

閲覧数1,263
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    適応・不適応の心理的機制、またそれらから
    ひき起こされる特徴的行動について説明せよ。
     【1】適応と不適応
     人間は自然的・地理的環境および社会的・文化的環境の中で生まれ育ち生活している。その環境は刻々と変化しているので、人が生きていくためには、その環境と状況に応じた行動をとる必要がある。さらに、単なる生命保全だけではなく、欲求を満たして行動できるように、行動を調節する必要がある。このように、主体としての個人が、その欲求を満たそうとして環境の諸条件と調和するためにとる行動や態度の調整を「適応」と呼ぶ。このような意味での適応は、受身的では難しく、個人が環境に対して積極的努力、働きかけを通して得られる。また、個人の行動は個人の中に生まれた諸欲求が出発点となり、それらの充足を得て適応化される場合が多い。しかし、欲求は常に充足されるとは限らない。結果、不適応に陥ることもある。
     不適応とは、欲求の不充足や葛藤などが原因となって、個人や社会が、またはその両者が、そにによって苦しみ、悩み、不利益、害といった状況に追い込まれる状態をいう。
     人間は、適応するためにいろいろな欲求を充足させようとし、目...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。