時短にどうぞ。大昔に書いたレポートです
後期レポート 「ニーチェと狂気」
社会学部社会学科
学籍番号 氏名
人は誰しも、一度は自らに特別性を求めることがあるだろう。
自己が自己を保つ限り、自らが特別でない、などと言い切れる者は一握りだと断言できる。
自己が自己であるという認識に立つ限り、自分にとって自らという存在は絶対的に特別視されるはずだ。
そうでなければ、自己の存在理由とか、存在意義などは見出せないだろう。見出す可能性も失われる。自らが自らの特別性を否定すれば、そこで個性に終止符が打たれるのだろう。
個性に終止符が打たれる瞬間とは、個人の意思によってではなく死によってのみもたらされるはずである。
だが自己であると...