乳児における「母乳育児」の重要性
今日、多くの産院や病院などで、母子同室や生後一日目からの完全母乳育児を目指す動きが活発であるが、
そもそも乳幼児における母乳育児が、どのようにその発達心理において影響を及ぼすのか調べてみた。
母乳育児を推奨する「母乳運動」で知られる、国立岡山病院小児科医長・故・山内逸郎医師の提唱を受け
平成4年「世界母乳連盟」が結成された。ユニセフとWHOの後援によって誕生したそれは、
世界53カ国もの国々が参加を果たし、母乳育児の重要性を訴え続けている。
なぜ、これほどまでに、世界において、また乳児の発達心理の成長過程において‘母乳育児の重要性‘が、
注目されているのだろうか?
乳児における「母乳育児」の重要性
今日、多くの産院や病院などで、母子同室や生後一日目からの完全母乳育児を目指す動きが活発であるが、
そもそも乳幼児における母乳育児が、どのようにその発達心理において影響を及ぼすのか調べてみた。
母乳育児を推奨する「母乳運動」で知られる、国立岡山病院小児科医長・故・山内逸郎医師の提唱を受け
平成4年「世界母乳連盟」が結成された。ユニセフとWHOの後援によって誕生したそれは、
世界53カ国もの国々が参加を果たし、母乳育児の重要性を訴え続けている。
なぜ、これほどまでに、世界において、また乳児の発達心理の成長過程において‘母乳育児の重要性‘が、
注目されているのだろうか?
まず、この母乳育児の重要性を説く前に、確認しておかなければならない事として、
母乳育児の是非を問うポイントに、心理学の側面から見た「愛」というキーワードを外すことはできない。
なぜならば、人は「心」で生きる存在であり、「愛」の構築・役割がいかに重大であるかは、すでに
フロイトや多くの心理学者が見出し、探求し続けたことで証明されていると言える。
「心」というのは、本能と数珠のように繋がった生活...