Wittig 反応による蛍光性試薬の合成
1.緒言
塩化ベンジルトリフェニルホスホニウムと 9-アントラアルデヒドとの Wittig 反応によって蛍光性
試薬を合成する。
2.操作
Wittig 反応による蛍光性試薬の合成
①
フラスコに塩化ベンジルトリフェニルホスホニウム 0.984g、9-アントラアルデヒド 0.5693g、
ジクロロメタン 3mL を入れ、14 分間撹拌した。黄色の溶液となった。
②
50%水酸化ナトリウム水溶液 1.3mL を滴下した。オレンジ色の溶液となった。
③
30 分間撹拌し、水 10mL とジクロロメタン 10mL で洗い込みながら分液漏斗に移した。
④
有機相を取り出し、水相をジクロロメタン 5mL で抽出した。
⑤
合わせた有機相に無水塩化カルシウムを加え、3 分間乾燥させた。
⑥
濾過し、ドラフト内でジクロロメタンをとばした。
⑦
残った固体を 2-プロパノールから再結晶した。黄色のきれいな結晶が得られた。
化学発光
①
サイリューム[ビス(2,4,6-トリクロロ)オキサレート]25mg と 9-(2-フェニルエテニ...