「社会システム工学と技術経営」レポート

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    資料紹介

    1.問題のある社会システムをあげ、問題点と改善方法を述べよ。
    2.経営と価値創造の関係を説明せよ。

    資料の原本内容

    「社会システム工学と技術経営」 レポート
       2006年2月7日提出、自分の考え、論理、文章で記述すること。何からでもコピーは採点しない。
    この用紙のみで、簡潔に述べること。
                            
    1.問題のある社会システムをあげ、問題点と改善方法を述べよ。
     私は、医師の処方箋に基づいて薬剤師が手作業で薬の調合するという「患者が薬をもらうまで」というシステムが少なくとも以下の2点において問題を含んでいると考える。
     まず第一に、患者に対して薬を出しすぎてしまう危険性があるという点である。なぜ医薬分業が行われているのか?それは薬剤師は、患者一人一人の服用する薬を「科」の枠を超えて全体的に把握する必要があるからである。当然、患者の薬の飲みすぎ、患者への薬の出しすぎには注意しなければならないのだが、患者が特定の薬局を利用しない場合などはその把握が困難である。
     第二に、患者が薬を受け取るまでの時間がとても長くなっているという点である。実際、昨日高熱を出し救急病院に行ってきたのだが、診察待ちで40分、薬待ちで20分かかった。前者は(救急ということもあり)医者一人に何人もかかるわけなので待たされてもしょうがないが、後者は(他に薬を待っている患者がいなかったので)待ち時間などなくて然るべきだと思う。
     以上の問題に対する改善方法とし、処方箋をデジタル化しておいき、総合データバンクなどにUPしておくというシステムを提唱する。デジタル化された処方箋及び患者のIDはQRコードなどにして診察後の患者に渡される。患者がそれを薬局へ持っていけば、それをPCで読みとることで一瞬にして必要な薬剤一覧、その飲み方や副作用、及び現在服用中のその他の薬などが表示されるというシステムだ。薬剤師はその一覧を見て、患者が薬を飲みすぎていないかなどチェックができるし、患者も待たされることなく薬をもらえるので、いわゆるWinWin関係が成立する。
    2.経営と価値創造の関係を説明せよ。
    価値創造経営とは、企業が主要な利害関係者である①顧客②従業員③株主のための価値創造をめざす経営のことである。以下、個別具体的に述べる。
    ①顧客のための価値創造は、自社に対する顧客の支持を確保 するために、対価に見合った製品やサービスを提供して満足度を高めることである。
    ②従業員のための価値創造とは、従業員を資産として捉えて企業価値創造の原動力とするため、責任と権限を与え、やりがいのある仕事や昇進、報酬等の適切な対価により満足度をあげることである。
    ③株主のための価値創造とは、投資に対する 十分な長期的リターンをという期待に応えること、すなわち配当だけではなくキャピタルゲインの期待に応えるべく企業価値を増大することである。

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