レポート:『資本論』を読み解く――マルクス『資本論』における(労働)価値説

閲覧数4,683
ダウンロード数40
履歴確認


ハッピーキャンパスアップロードはAdobe Flash Player ver.9 以上から利用可能です。

Flash Playerを設置してください。

ノンプルレシビューアを見る。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

  • ページ数 : 5ページ
  • 会員550円 | 非会員660円

資料紹介

昨今,新古典派経済学的資本主義が綻びをみせる中,マルクス経済学への関心が再び高まり,『資本論』に関心をもつ者は日に増して増えている。しかしながら,その難解さから実際に読むということが敬遠され,『資本論』について誤った俗説が人口に膾炙してしまっているのは,見るに耐えない状況である。そこで,ここでは一先ず『資本論』の大前提となっているということができる『資本論』における価値説について簡潔にまとめ,その考察をしようと思う。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

『資本論』を読み解く――マルクス『資本論』における(労働)価値説

1.はじめに
昨今,新古典派経済学的資本主義が綻びをみせる中,マルクス経済学への関
心が再び高まり,
『資本論』に関心をもつ者は日に増して増えている。しかしな
がら,その難解さから実際に読むということが敬遠され,
『資本論』について誤
った俗説が人口に膾炙してしまっているのは,見るに耐えない状況である。そ
こで,ここでは一先ず『資本論』の大前提となっているということができる『資
本論』における価値説について簡潔にまとめ,その考察をしようと思う。
もっとも,現代では経済学界において労働価値説を理論の核とする学者はい
まや少数派となり,限界効用理論が主流派を占めているのは周知の通りである。
しかし,
『資本論』を理解するに当たってはそこで展開されている価値説を理解
することが何よりも肝要であり,理解が不十分であれば『資本論』を大きく読
み誤る可能性がきわめて高い。

2.3つの価値
マルクスによれば,商品に含まれている価値は次の3つに分類されるという。
⑴ 使用価値

⑵ 交換価値
⑶ 価値
以下,それぞれについて検討す...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。