631 体育科教育Ⅰ 1単位目
『運動が児童の発育・発達および健康や体力に及ぼす効果と逆効果について考察せよ。』
適度な運動をすると言う事は、生活習慣病や運動不足と言った問題の予防になる。これは成人だけに限った話だけではなく、幼少児から中高生までのいわゆる子供達にも発見され、若年化してきている。生活習慣病は食事,運動,休養,生活環境,ストレスなどに関連した日常生活の積み重ねによる長期にわたる生活習慣の偏りが関与して発病すると考えられている。近年、パソコンやテレビゲームの普及による子供達の屋外での遊びの減少,運動クラブや部活動の加入率の減少などによる運動不足が影響を与えているのだろう。
運動を継続して習慣化し行っていく事は、大切な健康増進の方法である。子供にとっての運動は、体力の向上や肥満防止だけではなく、身体の成長や発達を促進させたり、疲労からの回復力や危険からの回避能力を向上させたり、ストレスを解消するなど、様々な効果が言われている。
適度な運動は、組織の血流を良くして新陳代謝を高め、ストレスを発散して爽快感を得ることができ、精神面での健康を保つ事ができる。さらには、新しい人間関係...