ネスレ社の事例から学ぶこと

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    資料紹介

     世界最大の食品コングロマリッドのネスレ社に対して、主にアルリカ諸国における母乳代用品の販売手法に非難・製品のボイコット事件が起こった。ネスレ社はまさかこのような大きな事件が起こるとは思ってもいなかっただろう。そのときの解決への道を大きく3つの局面に分けてみていく。このネスレ社の事例から様々な防止策、解決策を学ぶことができる。
     一つ目の局面は、コンフリクト、つまり対立・衝突の局面である。ネスレ社が発展途上国へ母乳代用品の販売など事業拡大をしていたときに事件は起こった。1970年頃から1978年頃、ネスレ社に対し公の場での批判、専門家の間で論争、裁判、製品ボイコットが起こった。その原因は、母乳代用品の企業と発展途上国の乳児の死亡数増加に関係があるとされたからだ。母乳で育てる方が乳児の生存率が高いとの裏づけがあるにも関わらず、企業の広告キャンペーンによって母乳による子育てが減ってしまい、母乳代用品を精力的に販売し結果、伝染病や栄養失調や乳幼児の死亡を招いた。 

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    レポート経営学ネスレ企業不祥事

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    Ⅱ、ネスレの事例から何を学ぶことができるか?~企業の不祥事の防止と解決のために~
     世界最大の食品コングロマリッドのネスレ社に対して、主にアルリカ諸国における母乳代用品の販売手法に非難・製品のボイコット事件が起こった。ネスレ社はまさかこのような大きな事件が起こるとは思ってもいなかっただろう。そのときの解決への道を大きく3つの局面に分けてみていく。このネスレ社の事例から様々な防止策、解決策を学ぶことができる。
     一つ目の局面は、コンフリクト、つまり対立・衝突の局面である。ネスレ社が発展途上国へ母乳代用品の販売など事業拡大をしていたときに事件は起こった。1970年頃から1978年頃、ネスレ社に対し...

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