天然物の取り扱い
<ジベレリンの精製と生理活性の評価>
目的
実際にG.fujikuroiの培養液から抽出やカラムクロマトグラフィーを行ってジベレリンを単離し、その生物活性をイネの芽生えを用いて評価する。
材料および方法
実験は2人1組で、以下の操作を行った。
①ジベレリンの抽出
教科書Ⅲ-22の方法にしたがって行った。
G.fujikuroiの培養液はすでに用意されているものを用い、培養液のろ液のpH調節には粉状のクエン酸を100ccあたり1g用いた。また、分液ロートによる抽出で得られた酢酸エチル層の乾固には真空ポンプは使わず、常圧蒸留のみによって行った。
②ジベレリン画分のTLC
教科書Ⅲ-23の方法にしたがって行った。
③カラムクロマトグラフィーによるジベレリンの精製
教科書Ⅲ-23・24の方法にしたがって行った。
フラクションは合計15本取り、そのうちの5本を蒸留し自然乾燥で乾固させた。
④ジベレリンの生物検定
教科書Ⅲ-25の方法にしたがって行った
結果および考察
3-1.ジベレリン画分のTLC
展開溶媒: クロロホルム:メタノール=3:1
試薬A: ...