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インド舞踊は地域によって表現様式が異なり、それぞれ独自の形を持って古代より発展してきた。ここではインドを4つの地方に分け、北部のカタック、東部のマニプリ、南部のバラタナーティヤム、西部のカタカリという踊りについて調べた。これらの四大舞踊それぞれの舞踊様式について、特徴や歴史を述べていきたいと思う。
「インド四大舞踊」
地方による表現様式の特徴について
【目次】
カタック(北部)
マニプリ(東部)
バラタナーティヤム(南部)
カタカリ(西部)
【要旨】
インド舞踊は地域によって表現様式が異なり、それぞれ独自の形を持って古代より発展してきた。ここではインドを4つの地方に分け、北部のカタック、東部のマニプリ、南部のバラタナーティヤム、西部のカタカリという踊りについて調べた。これらの四大舞踊それぞれの舞踊様式について、特徴や歴史を述べていきたいと思う。
カタック(北部)
ここで言うインド北部とは、ヒマラヤ山脈とガンジス河のどちらかに接している地域周辺のことである。現代の北部の舞踊様式は「カタック」と呼ばれるものであり、特徴としては、力強い表現、少量の歌を伴う極端な動き、複雑なフットワーク、高速の回転の妙技、非常に多くのグングル(=鈴)を足首に装着する点などが挙げられる。カタックは他のインド舞踊と同じく宗教的な起源を持っており、ヒンドゥー教の最高神であるクリシュナ信仰を主題にした演目が多い。
古代、北インドの平野地帯では、村や寺院を回って神話や叙情詩、英雄たちの物語を語って歩く「カタカ(=...