児童心理学①

閲覧数1,736
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「家庭と地域社会における保育のあり方について述べよ。」
    1 はじめに

     戦後、わが国は、目覚ましい経済成長を遂げ、生活水準は飛躍的に高まり、人々は物質的な豊かさを享受できるようになった。保育所や児童館等の整備が進むなど、安心して子どもを生み育て、また、のびのびと子どもが成長できる環境づくりが着実に図られた。子どもたちはそれまでによりもはるかに物質的に恵まれ、また、大切に育てられるようになった。しかし、その一方で、少子化や核家族化、都市化が急速に進み、それによって、家庭と地域との結びつきが弱まり、地域の中で家庭の孤立化、子育て不安の増大などの問題が生じている。また、児童虐待などの問題が顕在化してきている。

    ここでは、現代社会の家庭や地域の変化が、子どもの心理的発達に及ぼす影響について考察し、今後の保育のあり方についてまとめていく。

    2 家庭の変化

    家庭は、子どもが最も身近に接する社会で、「人間としての生き方の基本を学ぶ場」であり、教育の出発点は家庭である。家庭教育は「人間形成の土台をなすもの」と考えられる。しかし、近年、この家庭の教育力の低下が叫ばれており、その原因として次の点が...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。