児童心理学②

閲覧数1,691
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「乳幼児の心理について述べよ。」
    1 はじめに

    私たちは外界からさまざまな情報を受け取って、自分のおかれている状況を“知る”ことができる。この“知る”という行動には、物理的な刺激だけでなく、さまざまな心的働きが関わっている。“どう知るか”、“認知するか”には、感覚、知覚、記憶、言語活動、推理などさまざまな知的活動(あるいは、欲求、動機、情動など)が、総合的に関わっている。ここでは、乳幼児の認知の特性と、認知・言語等の発達の過程についてまとめ、母子の相互作用の影響についても述べる。

    2 乳児期(誕生から1年半くらいまで)

    (1) 感覚運動的知能

    乳児にとっての知能とは、環境を知覚し、対象物を見て、掴んで、舐めるといった、自らの体を使って環境に働きかけることである。これにより、乳児は外界を知る。このような思考を20世紀最大の発達心理学者のピアジェは、「感覚運動的知能」と呼んだ。

    (2) 対象永続性

    8か月から誕生日ごろには、見慣れたものが見えなくなると、いつもある所を探すことができるようになり、また目の前で玩具がポケットの中にかくされると、かくされた所を探して、その玩具をとり...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。