主要5因性格検査の因子的妥当性の検討

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    主要5因性格検査の因子的妥当性の検討
    問題
    主要5因子性格検査は、GoldbergのSD尺度を元に主要5因子を測定することを目的につくられた。主要5因子性格検査(試作版)、主要5因子性格検(主要5因子性格検査プロット)、主要5因子性格検査(決定版)作成されていった。因子構造は非常にきれいな単純構造である。被調査者は、大学生496名(男性232名、女性211名)。分析は、グループ主軸法による分析を行い、変数選択を行った。最終的に、主因子法と主因パーシモニー基準による直行回転を行った。現在、主要5因子性格検査は大学生男性139名、女性156名のデータで標準化されている。
    今回の調査では、主要5因性格検査の構造を因子分析法で解析し、その結果から新しい尺度を構成し、この尺度の妥当性の一面を属性変数あるいは外顕的行動についての反応から検討する。性格の5因子モデルでは、知性とは好奇心の強さや、思慮深さ、博識といった知的な洗練を表す特性と考えられており、知性の高い人は知性の低い人と比べて、好奇心が旺盛で、広範囲の情報を知ることや、体験することに強い関心があるので、様々な情報を得ようとして、定期的に買...

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