男と女の言葉の違いについて

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    資料紹介

    いままでお話ししてきましたように、社会における男女の地位を反映して、言葉自体が、男の言葉・女の言葉、それぞれ違いますし、会話の仕方も違います。今後はこれを男女平等の言語法に変えていく必要があると僕は思っている。そのときに、場合によっては女性が男性の言語法に近づいていく必要もあるでしょうが、それだけではなくて、女性の言語法を再評価していくことも必要だろうと思う。たとえば、男性が丁寧表現を大いに使っていくことで男女が同じ表現になっていくということも必要だろうと思う。
    それから、相手の話を終わりまで聞く、割り込みをしない、というような女性の会話法は、ある意味では人間として当然のルールだと思うけど、男性の場合はそれを破っても大目に見られているわけだから、そこのところを変えていく必要があるんではないかと思う。

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    男と女の言葉の違いについて
    1.英語より日本語のほうが男と女で違いが大きい!
    最近、僕は外国の小説の翻訳、あるいは映画の字幕を見る時、このことをよく感じるようになった。たとえば女性の警官や刑事、捜査官が登場する作品の場合、犯人を映画でもテレビドラマでも追いつめた彼女たちは拳銃をかまえて、ほとんど常に「手をあげなさい!」または「銃を捨てなさい!」と叫ぶ。(もちろん字幕でだが。) 凶悪犯に向かってこんなまのびしたせりふを言うのかよと見るたび僕はおかしがってたが、かと言ってたしかにここで若い女性が「手をあげろ!」 「銃を捨てろ!」と叫ぶのも日本の感覚では少し変な感じもするのである。
    考えて見れば、この言葉に関する限りでは、アメリカ映画の女刑事や捜査官ははじめから昔から、男と同じ言葉で犯人に手をあげるよう、銃を捨てるよう命令していたわけなのである。別に女刑事でなくて普通の家庭の主婦でも、色っぽいダンサ-でも、上品な令嬢でも、かわいい村娘でも、そういう場面では同じ言葉で同じように命令していたわけなのである。     
    映画や小説の翻訳や字幕を見るとき僕が気になるもうひとつの点は、若く美しいこ...

    コメント2件

    landsman 購入
    good!
    2005/11/12 11:41 (19年前)

    bld1362 購入
    -
    2007/01/20 23:19 (17年10ヶ月前)

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