東工大:国際関係論-期末自由レポート「欧州連合の特長」

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    欧州連合の国際政治的特長について
    EUの歴史
    第2次世界大戦後、石炭・鉄鋼の管理を共同で行い、欧州で再び戦火を交えぬよう欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)が発足した。1958年には、原子力産業の育成と原子力利用技術の共同開発を推進するために欧州原子力共同体(EURATOM)が発足した。さらに、ベルギー、フランス、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、西ドイツによって結ばれたローマ条約によって、欧州経済共同体(EEC)が誕生、この共同体の目的はサービス、労働力及び資本の自由移動であったが、最終的には今、欧州連合として知られるEUの理念の幹となった共同体である。
    この3共同体が、1965年ブリュッセル条約を調印したことで統合し、欧州共同体(EC)となった。当初は、EECの理念を引き継ぎ経済統合が目的であった。このため、欧州経済共同体がこれらの中で、最も重要な地位を占めるようになり、単なる経済領域だけでなく、その領域を拡大していった。
    1992年にマーストリヒト条約が調印され、翌年にはECを元に欧州連合(EU)が発足。現在の加盟国数は27カ国、欧州憲法批准の是非で足踏みをしてしまっている。
    EUの...

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