「今日の多くの学校や研究所相談室では、来談者中心療法と行動療法のカウンセリング技法が活用されている。この2つの基本的な理論面、技法面、長所短所等を比較しながら述べよ。」 A評価

閲覧数2,789
ダウンロード数13
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     「今日の多くの学校や研究所相談室では、来談者中心療法と行動療法のカウンセリング技法が活用されている。この2つを基本的な理論面、技法面、長所短所等を比較しながら述べよ。」
     
    来談者中心療法とは、1940年代にカールロジャーズによって提唱された、自己概念に基づく面接法である。クライエントを「自己不一致」の状態から「自己一致」の状態への変容を促すものであり、クライエントの自己回復力を前提にして治療を進めていくものである。自己概念とは、自分に対する自分の受け取り方のことを言い、自己一致とは、事実に即した自己概念を抱くことを言う。つまり、自分で考える「私」と他人から見る「私」のイメージが一致した状態であることをいう。反対に、自己不一致とは、他人から見た事実的な「私」と自分で考える「私」が違っている場合のことを言う。摂食障害などは、このように他人から見ると太っていないのに、自分では太っていると感じる不一致からなるのである。ロジャーズは、この「不一致」を「一致」させることが問題の解決に繋がるとしている。
     来談者中心療法は、あくまでクライエントが中心でなければならない。ロジャーズは、「何が傷つき...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。