政府赤字の削減に関して、エコノミストAの主張は「歳出削減と増税によって政府の収入を増やし、赤字を減らすべきである。」というものである。一方、エコノミストBは「政府赤字を減らすだけでなく、家計・企業貯蓄も減らさなければいけない。」と主張する。問題解決の方針として私はエコノミストBを支持する。その理由は、エコノミストAの主張を実行すると、矛盾が生じられると考えられるからである。
エコノミストBが主張するように、貯蓄・財政赤字・経常収支には以下のような関係がある。
家計貯蓄+企業貯蓄+政府赤字=経常収支 …?
この式の家計・企業貯蓄を右辺に移項すると以下の式を得る。
政府赤字=経常収支−(家計貯蓄+企業貯蓄) …?
?式からも分かるように、家計・企業貯蓄が大きくなると政府赤字も大きくなることになる(?式は恒等的に成り立っているため)。ここでエコノミストAの主張のように歳出削減と増税を行ったとすると、家計や企業は先の経済性を見越して、投資を減らし貯蓄をさらに増やそうとするだろう。
経済学A 課題レポート
政府赤字の削減に関して、エコノミストAの主張は「歳出削減と増税によって政府の収入を増やし、赤字を減らすべきである。」というものである。一方、エコノミストBは「政府赤字を減らすだけでなく、家計・企業貯蓄も減らさなければいけない。」と主張する。問題解決の方針として私はエコノミストBを支持する。その理由は、エコノミストAの主張を実行すると、矛盾が生じられると考えられるからである。
エコノミストBが主張するように、貯蓄・財政赤字・経常収支には以下のような関係がある。
家計貯蓄+企業貯蓄+政府赤字=経常収支 …①
この式の家計・企業貯蓄を右辺に移項すると以下の式を得る。
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