ロシアの資源戦略-北極圏をめぐる攻防-

閲覧数1,586
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    国際関係学部 ヨーロッパ研究III

    1510070213-1 深 大基

    ロシアの資源戦略 - 北極圏資源争奪戦
    ロシアの資源戦略 - 北極圏資源争奪戦

    深 大基

    原油生産量の減産と北極圏資源

    国際エネルギー機構(IEA)の最新のデータによれば、ロシアの2008年第一四半期の原油生産量は950万バレル/日となり、サウディアラビアの920万バレル/日を抜き、ロシアは世界でナンバー1の原油生産国となった。

    しかし、2008年の英BP Statistical Review of World Energy 2008によればロシアの原油確認埋蔵量は世界で七番目であり、長年増え続けてきた原油生産量は2008年第一四半期についに減産となった。大きな原因の一つにはロシアの主力油田地帯である西シベリアが生産のピークを越えたということが挙げられる。

    世界中が記録的な原油価格の高騰に苦しむ中、資源による大国ロシアの復興を目論むプーチン首相にとっては新たな油田の開発は最重要課題である。その中でも、北極圏の資源権益をロシアは長年追い求めてきた。

    北極圏資源争奪戦

     もちろん、北極圏を狙っているの...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。