まず社会科地理歴史の目標とは「我が国及び世界の形成の歴史的過程と生活・文化の地域的特色についての理解と認識を深め、国際社会に主体的に生きる民主的、平和的な国家社会の一員として必要な自覚と資質を養う」
まず社会科地理歴史の目標とは「我が国及び世界の形成の歴史的過程と生活・文化の地域的特色についての理解と認識を深め、国際社会に主体的に生きる民主的、平和的な国家社会の一員として必要な自覚と資質を養う」とある。つまり公人である社会科教師は、民主的で平和的な国民の育成が求められている。現在の日本の市場経済、議会制民主主義の維持・発展には体制を担う国民の市民としての資質の育成が求められている。この市民的資質の育成の教科として設けられているのが社会科であり、地理、歴史、公民などの社会的教科目である。この国民の育成として中核を担っていると言っても良い社会科がなぜ生徒たちに敬遠されているのか。また私が教師になった場合を考え、どうしていくべきかを考えたい。
私も社会科は暗記科目で、特に歴史は年号と出来事を覚えるという印象がある。現代の社会嫌いの原因は「ただの暗記科目」という事が原因と考えられる。一般的に地理と歴史は空間的・時間的に隔たった事象の諸事実について学習するものと考えられている。地理では他地域の、歴史では他の時代の人々の活動と、それらが生み出す諸事象について、でいるだけ詳しく知り記憶する事...