福祉倫理

閲覧数2,473
ダウンロード数8
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     『ボランティアの役割及びその倫理についてあなたなりに述べよ。』
    ボランティアという言葉を聞いてイメージするのは「無報酬」ということである。その上で困っている人を助けたり、救ったりするものであるといえる。また、ボランティア意識の成熟が、制度の発展と表裏一体となっている社会を「福祉社会」と呼んでいる。
     わが国の社会福祉は独自の歴史があり、その歴史は以下のようにまとめることができる。
    戦前の社会には、ある意味で温かい助け合いはあったし、慈善事業・社会事業もなされていた。ボランティア活動もなかったわけではないが、ごく一部の社会福祉施設、セツルメントやYMCA、YWCAのような青少年活動という狭い分野に限られていた。
     ボランティア活動が注目され活発になってきたのは、戦後のことであり、それも1970年以降であるといえる。1950年代まで、日本の社会福祉は「貧しさ」への対策に終始していた。最低生活をいかに保障するかが中心であった。住民は、お互いに自分の生活を確保するのに精一杯で、とても他人のことまで配慮する余裕はなかったといえる。
    1960年代になり「成長」の時代を迎え、年金などの社会保障制度...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。