4 実験結果
実験1
(1)位相差の測定
まず位相差回路に接続して、ボリュームRを変化させ、オシロイスコープに表示される波形と元の波形とのズレを読み取り位相差 を計算する。
直接読み取り法
表示される波長の長さをT、x軸に交わっているところとのズレをtとする。このとき位相差 は
=360
から導くことができる。
以上よりボリュームR(Ω)が50の時のφの値を求めると、
以下同様にしてφの値を求め表1にまとめた。
表1 直接読み取り法の位相差
ボリュームR(Ω) 0 50 100 200 500 1000 T (ms) 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 t (ms) 0 3.0 5.20 7.20 9.00 9.90 (°) 0 54.0 93.6 129.6 162.0 178.2
リサージュの図形による方法
表示される楕円の縦の全長を2B、y軸に交わっている交点を繋いだ直線の長さを2y とする。この時の相差 は、
sin = より
これを変形して、
=sin
この表示は円なので、位相差が90°を越えると反転し位相差が下がってしま...