乳児期の道徳性については、まだ自我・自己意識・自由意志は未発達なので、道徳以前の「無道徳」の段階である。しかし一方で、いくらか自己の客観視、聞き分けや納得、また他者を自分と同じ存在と認め、相手の立場に立つことも、でき始める。母親や教育者は、受容による愛着の形成が、子ども自身の、自信につながり、その後の自我や能動性の発達をもたらしていくため、受容による原信頼感の樹立を心がけることが求められる。
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第 1 課 題 第 3 設 題
乳児期の道徳性については、まだ自我・自己意識・自
由意志は未発達なので、道徳以前の「無道徳」の段階で
ある。しかし一方で、いくらか自己の客観視、聞き分け
や納得、また他者を自分と同じ存在と認め、相手の立場
に立つことも、でき始める。母親や教育者は、受容によ
る愛着の形成が、子ども自身の、自信につながり、その
後の自我や能動性の発達をもたらしていくため、受容に
よる原信頼感の樹立を心がけることが求められる。
3・4歳から5・6歳頃を、「権威道徳」期と呼ぶ。大人
社会の善と悪の価値観が内面化され、他律の道徳性は完
成されていく。また幼児期は、大人への依存を基盤とし
て自立に向かう時期でもある。幼児期の前半は、排泄な
どの生活習慣のしつけなどを、自律感・達成感・自己肯
定感をもって身に付けられるように促すべきである。幼
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児期後半から小学校低学年は、道徳的「情・知・意」の
三者がまだ未分化の芽生えの時期であるので、親や先生
や大人たちによる、一貫性のある確固たるルールが、身
近に存在することが大事になる。また子ども...