日本の敗戦直後から、55年体制、60年安保までをまとめた。
日本政治論 レポート 「戦後政治史」
1.敗戦
・1945年8月14日、米英中ソからの「全日本国軍隊の無条件降伏」等を求めた。
降伏は、8月9日と14日に昭和天皇が出席して開かれた、超憲法的機関である「御前会議」での天皇の決断によって決定。
→決断の背景…「重臣」と呼ばれた人々を中心に進められていた、反軍部の立場からの戦争終結工作による。
(「重臣」の最大の関心事は「国体護持」)
・「翼賛議会」とは…戦争末期の衆議院のこと。構成する議員は「翼賛選挙」によって選出。翼賛政治体制協議会を作り、候補者を推薦する形をとった。(実質、軍・政府の推薦)
→選挙の結果…推薦候補381人、非推薦者85人が当選。(非推薦者は政府の激しい選挙干渉を受けていた)
2.占領と改革の開始
・ポツダム宣言受諾後、内閣は鈴木貫太郎から皇族の東久邇宮内閣へ。
45年8月30日 連合軍最高司令官ダグラスマッカーサー元帥が、神奈川県の厚木海軍隊基
地に到着。
同年9月2日 横須賀沖の米軍艦ミズーリ号上にて降伏文書の調...