R0111_日本文学概論_試験

閲覧数1,991
ダウンロード数20
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員1,650円 | 非会員1,980円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    江戸時代の俳諧について述べよ。
    ※試験対策用の6題です。2009年度問題、合格。それぞれ500~700字程度です。ご参考ください。なお不足な箇所があれば補足してください。
    「俳諧」の元の意味は「滑稽」「戯れ」といった意味がある。『古今和歌集』に集められた滑稽な和歌は「誹諧歌」と呼ばれていた。
    室町時代に、和歌の連歌の表現を滑稽・洒脱にして、より気軽に楽しめるようにした文芸が、「俳諧連歌」、もしくは「俳諧の連歌」と呼ばれ、栄えた。連歌の傍流といった位置づけであったが、山崎宗鑑らによって大いに栄えた。
    俳諧連歌は江戸時代に入ると松永貞徳によって大成された。貞徳の一門による通俗卑近な俳諧連歌は「貞門派」と呼ばれ一時代を築き、堅苦しい正統の連歌をしのぐ程の人気を誇った。しかしやがて貞徳らによるそれまでの「古風」に対して、より低俗な趣向をもった新しい表現「新風」が現れて貞門の地位を奪った。新風は「談林派」と呼ばれ、連歌師でもあった西山宗因を筆頭に、浮世草子を成立させた井原西鶴らが参画していた。談林派が十年ほどの短い最盛期を終えると、その後には松尾芭蕉があらわれ、和歌や連歌のもつ芸術性を追究した...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。