緒言
水‐メタノール二成分混合液体の単蒸留をし、蒸留曲線を出す。Rayleighの関係から求めた理論値と実験値とを比較する。
実験方法
水/メタノール系における密度
1-1.20(wt%)のメタノール水溶液を調製した。
1-2.25℃の恒温槽にピクノメーターを浸し、デシケーター中に15分間放置して秤量した。(標準的な乾燥状態にする)
1-3.ピクノメーターに蒸留水を加え、恒温槽に15分間浸し、デシケーター中に15間放置してから秤量した。
1-4.蒸留水を入れる前後の重量差と25℃の純水の密度から容積を求めた。
1-5.蒸留水の場合と同様に20(wt%)メタノール水溶液をピクノメーターに満たし重量を測定し、ピクノメーターの容積から密度を求めた。
蒸留
2-1.受器用短形メスシリンダーと沸騰石を数粒投入した枝付フラスコを秤量した。
2-2.メタノール水溶液(50[wt%])300mlを調製した。そのうち約50mlを使い、密度測定により組成を決定した。残りの約250mlを枝付フラスコに仕込み、秤量した。
2-3.蒸留装置を組立、冷却水を通し加熱を始め蒸留を開始した。
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