目的
一般に酸とアルコールが脱水縮合した形の化合物を広くエステルとよぶ。
ここでは、安息香酸とメタノールを硫酸の存在下で脱水縮合させて、安息香酸メチルを合成し、その性質を調べる。
実験方法
①器具,試薬
100ml丸底フラスコ,300mlビーカー,玉入冷却器(Allihn冷却器),
50ml分液ロ一ト,スタンド,クランプ,バーナー,三脚,石綿付金網
安息香[ C6H5-COOH],メタノール[CH3OH],濃硫酸(18M) [H2SO4],
炭酸水素ナトリウム[NaHCO3],無水硫酸ナトリウム[Na2SO4],
亜硫酸水素ナトリウム[NaHSO3],2M水酸化ナトリウム[NaOH],1.8M硫酸[H2SO4],
0.3%過マンガン酸カリウム[KHnO4],1%クロモトロプ酸ナトリウム
②操作
Ⅰ,安息香酸とメタノールの反応(エステル化)
安息香酸6gを100ml丸底フラスコにとりメタノール16mlを加えよくかき混ぜる。
18 M H2SO4 2mlを乾いたピペットを用いて1滴ずつ混合しながら加える。
フラスコに沸騰石を入れ図のように装置を組む。
湯浴中で加熱すると、丸底フラスコ内の混...