アジア史(第二設題)リポート

閲覧数1,389
ダウンロード数17
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    『太平天国が成立した背景、およびそれがめざした社会について述べよ』
    ○はじめに
    太平天国は、中国の歴史において、政治・社会・文化・人間の変革をめざした一つの全体的な革命であったと言われ、これは、中国革命の先駆けとして位置づけることができる。このリポートでは、まず太平天国が成立した背景、次に太平天国の母体となった排上帝会という思想、そして太平天国の行った社会制度とめざした社会について述べていくことにしたい。
    ○太平天国が成立した背景
     太平天国が成立した背景には、イギリスとのアヘン戦争(1840~1842年)敗北によって締結された南京条約をはじめとする不平等条約が大きく影響している。
     南京条約締結によって、港が開かれ、外国資本が中国沿岸や内河に進出してきた。それにともない低関税のヨーロッパ商品の輸入も増え、貿易の中心地も広州から上海へと移動した。こうしたことにより、華中と華南を結ぶ沿海・内陸で働く手工業者・商人・交通運輸労働者たちは失業に追い込まれることとなった。
     またアヘン戦争後に締結された南京条約では、アヘン貿易に関する規定は何も無く、中国におけるアヘンの輸入は、戦前をはるかに上...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。