教科書の各論Ⅰ/Ⅱの中で、特に関心を持った領域を2つあげ、それぞれにおける心理臨床の特徴についてまとめよ。(A合格)
第4課題 第1設題
各論Ⅰ【小児科における心理臨床】
「小児科」と一言でいっても、実に複雑多岐にわたっている科であって、そのカバーする範疇は、おそらくどの科も及ばぬほどの、幅の広さをもっている。まず、大きくわけたとき外来患者と病棟にいる入院患者で臨床心理の機能する面が異なってくる。
外来では、外部からの患者に関わるので、教育研究所や心理クリニックなどにも共通する仕方で、オーソドックスな形の心理療法を施術できる一方、それらとの根本的な違いは、疾患の性質上、医師の要請で心理査定を要請されることが多く、サイコセラピストとしてよりも、サイコメトリストとしての機能が多くなることである。よって、場所と...