以前は教科書中心授業だったが、現在は学習指導要領の改訂で課題解決型学習になった。情報媒体も印刷メディアの他に視聴覚メディアや電子メディアなどがあり、教師が情報を提示するだけではなく、児童が情報を伝達し、創造し、表現することを目的としている。そのために司書教諭ができる支援を小学校6年生の理科の観点から述べる。
6年生になると難しい用語や単元が多数でてくる。そこで調べ学習を行い、児童が主体的に、かつ意欲的に学習できるよう授業を設定する。調べ学習は様々な資料との融合が欠かせない。「ヒトと自然」という単元で自然との関わりについて児童に自主的に調べてもらうことにする。本やインターネットを使って地球温暖化やゴミの不法投棄など、関心のある身近な問題を調べる。自分の将来に関わる問題だから児童は積極的に授業に参加すると考えられる。その前に授業で関係するビデオ、例えば店頭に並んでいる牛肉はどこの国から来ているのかなどを見せる。食は日常生活に欠かせないものだが、普段口にしているものをあまり気にとめていない児童もいるかもしれない。他にも、「生物とその環境」で草花の色の違いや花にとげがあるかないかなどの相違点を学習する。このとき学校図書館を利用し、司書教諭はビデオやテレビ、図鑑や写真、スライドやOHPなどの学習資料を用意して蔵書の検索やソフトの利用法を教える。司書教諭が積極的に教えるのではなく、児童の積極性を引き出すために児童が聞いてきたときに補助的に支援する。多数の資料を用意し、児童自身に比較しながら調べさせることによって、集めた情報を吟味して発信できるよう支援したり、児童一人一人を自立した情報発信者として育てることができる。また、化学史を調べるときなども図書館資料が活躍する。学習の内容を豊かにし、学習の質を高めるためにメディアを利用する。
以前は教科書中心授業だったが、現在は学習指導要領の改訂で課題解決型学習になった。情報媒体も印刷メディアの他に視聴覚メディアや電子メディアなどがあり、教師が情報を提示するだけではなく、児童が情報を伝達し、創造し、表現することを目的としている。そのために司書教諭ができる支援を小学校6年生の理科の観点から述べる。
6年生になると難しい用語や単元が多数でてくる。そこで調べ学習を行い、児童が主体的に、かつ意欲的に学習できるよう授業を設定する。調べ学習は様々な資料との融合が欠かせない。「ヒトと自然」という単元で自然との関わりについて児童に自主的に調べてもらうことにする。本やインターネットを使って地球温暖化やゴミの不法投棄など、関心のある身近な問題を調べる。自分の将来に関わる問題だから児童は積極的に授業に参加すると考えられる。その前に授業で関係するビデオ、例えば店頭に並んでいる牛肉はどこの国から来ているのかなどを見せる。食は日常生活に欠かせないものだが、普段口にしているものをあまり気にとめていない児童もいるかもしれない。他にも、「生物とその環境」で草花の色の違いや花にとげがあるかないかなどの相違点を...