生涯学習論 分冊1

閲覧数2,081
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    一口に生涯学習といっても、それに対する考え方や解釈は様々であり、人によっては教育改革の基本理念として生涯教育と同じ意味に解釈したり、生涯学習を文字どおり人間の生涯を通じての学習の総称とする人もいる。

    実状を見ても、私たちはそれぞれの感覚で生涯学習という言葉を用いている。生涯学習といっても、自分の可能な時間に自分に合った方法で学べばよいのである。今日、変化の激しい社会にあって、人々は自己の充実・啓発や社会の向上の為、適切かつ豊かな学習の機会を求めている。これらの学習は、各人が自発的に、必要に応じ、自己に適した手段・方法を自ら選び、生涯を通じて行うものである。その意味では、これを生涯学習と呼ぶのがふさわしい。この生涯学習の為に、自ら学習する意欲と能力を養い、社会の様々な教育機能を相互の関連性を考慮しつつ総合的に整備・充実しようとするのが生涯学習の考え方である。言い換えれば、生涯学習とは、国民の一人一人が充実した人生を送ることを目指して生涯にわたって行う学習を助ける為に、教育制度全体がその上に打ち立てられるべき基本的な理念である。1973 年OECD (経済協力開発機構)のCERI (教育...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。