化学平衡

閲覧数1,765
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    化学平

    1.
    古典熱力学での平衡定数
    物質
    A, B, M, N
    が次のような化学平衡にあるとする。
    a
    A +
    b
    B

    m
    M +
    n
    N
    (1)
    ここで
    a
    ,
    b
    ,
    m
    ,
    n
    は化学量論係数である。この反応における平衡定数
    K
    は次のように定義され
    る。

    K
    =
    M
    [
    ]
    m
    N
    [
    ]
    n
    A
    [
    ]
    a
    B
    [
    ]
    b
    (2)
    ここで
    [X
    ]
    は平衡混合物の中の物質
    X
    の活量を表す。理想気体の法則に従う場合、
    [X]
    は分子

    X
    の濃度または圧力と考えてよい。
    2.
    分子分配関数を用いた平衡定数
    (1)
    の化学平衡において、
    反応物と生成物の化学ポテンシャルの和は等しくなければなら
    ない。

    a
    µ
    a
    e
    +
    b
    µ
    b
    e
    =
    m
    µ
    m
    e
    +
    n
    µ
    n
    e
    (3)
    ここで

    µ
    i
    e
    は平衡状態にある分子種
    の化学ポテンシャルである。
    混合した状態で理想気体とみ
    なせる場合、化学ポテンシャル

    µ
    i
    e
    は単位体積あたりの分子分配関数

    q
    i
    °
    と平衡にあるときの系
    の濃度

    c
    i
    e
    を用いて次

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    化学平衡

    1. 古典熱力学での平衡定数
    物質 A, B, M, N が次のような化学平衡にあるとする。
    aA + bB ⇄ mM + nN

    (1)

    ここで a, b, m, n は化学量論係数である。この反応における平衡定数 K は次のように定義され
    る。
    m

    n

    [M] [N]
    K=
    a
    b
    [A] [B]

    (2)

    ここで[X]は平衡混合物の中の物質 X の活量を表す。理想気体の法則に従う場合、[X]は分子
    種 X の濃度または圧力と考えてよい。


    2. 分子分配関数を用いた平衡定数
    (1)の化学平衡において、反応物と生成物の化学ポテンシャルの和は等しくなければなら
    ない。

    aµae + bµbe = mµme + nµne
    ここで µ

    (3)

    e
    i は平衡状態にある分子種の化学ポテンシャルである。混合した状態で理想気体とみ

    なせる場合、化学ポテンシャル µie は単位体積あたりの分子分配関数 qi ° と平衡にあるときの系





    の濃度 c ie を用いて次のように表せる。

    µie = −kT lnqi ° + kT lnc ie



    (4...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。