1、アメリカの貿易依存度が1980年代に入り急激に高くなってきたが、その理由を述べよ。1930年代から70年代にかけて低いのはなぜか?
1980年代に入ってからは、アメリカ資本の対外投資や外国資本の対米投資が増加してきたため。1930年代から1970年代にかけての貿易依存度が低いのは当時のアメリカが自給自足経済体制の色彩が強かったのに加え、大恐慌によりブリック経済が形成され自由貿易体制の分断が行われたから。
2、サービス貿易においてアメリカは歴史的に劣位であるといわれてきたが、その理由を述べよ1980年代以降優位に転じたといわれているが、その理由も述べよ。
1820年から1987~88年に至る期間における旅行収支の一貫した赤字に加え、1955年以降1980年代前半までかなりのウェイトを占めていた軍事取引を主体とする政府サービスの赤字基調が原因。また、1980年代88,87年以降のドル安とそれに照応した円高、マルク高等に基づくアメリカへの日本人、ドイツ人の旅行者が急増し、アメリカ人の海外旅行者数を大幅に上回り、旅行収支がプラスに転化したのとその他民間サービスが急激に拡大したため。
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