1. 異文化コニュニケーションとは、国際化、いわばグローバルな時代に不可欠な意思伝達の手段である。異なる国同士、地域同士、そして異なる人間同士でやり取りをすることによって作られる関係のことである。
ただ単純に異文化を学び、理解するだけではなく、自分の思いや主張を表現するツールとしての言語を理解することが大切である。
この言語というのは、コニュニケーションの手段として用いるためだけではなく、言葉の持つ背景や言葉に係わる知識まで理解することが必要である。
異文化交流に関わるには、日本文化のより専門的な知識と同時に、日本とは違う文化を持った世界中のほかの地域についての深い知識も必要とするのである。異文化というのは、それぞれの国、地域で生まれたものであり、また、そこに共生する人間自身が作ってきたものである。
そしてコニュニケーションとは、複数の人間同士、感情、意思、情報などを受け取りあうこと、または伝え合い、そして理解し合うことであって、このコニュニケーションによって受けられ、伝えられる情報の種類は、感情、意思、思考、知識など様々である。
受け取ったり、伝えたりするための媒体としては、表情や...