583教師論1-1 1-2

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    資料紹介

    583教師論1-1 1-2

    1-1 教員養成の歴史について論述せよ。

    1-2 教職の専門性について論述せよ。

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    583教師論1-1 1-2 1-1 教員養成の歴史について論述せよ。
    日本の近代化を進めるには教育を近代化することが必要であるという明治政府の考えから、近代学校の創設による国民の教育が企図された。これが制度になったのが明治5年に公布された「学制」である。「学制」により、教員養成機関である「師範学校」の設置が定められ、学校の創設のために必要な教職に従事する教員の育成が図られたのである(初めて東京に師範学校が設立されたのは明治5年の5月)。こうした国の制度による設置は従来の日本にはなかったものであり、こうした推進姿勢からは教育に対する国の強い意志が感じられる。だが、こうした制度は設けられたもののその実施は急速には進展しなかった。その理由には、国、地方における財政事情が深刻だったことが、当時の大きい要因にあったからである。師範学校が徐々に整備され、教員の資質・能力の輪郭が制度の上でもはっきりとしたものになるのは明治19年に入ってからである。
    わが国の師範教育制度は明治19年に公布された「師範学校令」により、本格的整備への第一歩を踏み出すこととなった。しかし、その基盤整備は十分だったとはいえな...

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