1・「第3の教育改革とは何か、「第1、第2の教育改革との比較において、その特徴を説明しなさい。
第一の教育改革は学制の発布等により学校制度の整備、師範学校の設立等を目的とした色が濃く、教育を受ける側を無視した形がとられたものとなっていた。第二の教育改革は戦後、日本国憲法の制定とともにそれに基づいた教育基本法、学校教育法等の法整備がなされ、アメリカの教育の導入などどちらにおいても教育の基盤整備を主眼に置いたものとされた。それらに対し、第三の教育改革は、昭和46年の中教審答申の提言を契機とし、21世紀を展望した教育を目指したものとなる。様々な教育上の問題に対し、教育体制の再編成を強く打ち出し、個性重視の原則、生涯学習体系の確立、文教行政の改善、国際化、情報化への対応など多種に及ぶものとなる。今日、変わりゆく社会や子どもたちの変貌にくわえ、いじめ、自殺、不登校などの深刻な問題を抱え、第三の教育改革の総仕上げとして、法改正、学習指導要領の改訂のみでなく、教員教育制度の改正、地方教育行政の改革など教育を担うものの取り巻く環境整備等により現実を見ている。
2・下記の事項を解説しなさい。
師範学...