光周時計の2モデル 概日時計と砂時計

閲覧数2,028
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 1ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    1.どのような”時計”なのか
     光周時計:昆虫に見られる光周反応の引き金である昼や夜の長さを計る機構。ヨトウガを用いた実験では日長よりも夜長が重要であるという結論が出されたことから、これは夜(暗期)の長さを計る機構である。
     概日時計:温度一定で明暗のない恒常条件において約1日の周期で自由継続し、(虫にとっての主観的な)時刻を規定する機構。明期暗記が繰り返す環境にあっては外部との調和により測時を調整する機能もある。このような機構があることは知られているのだが、今回は暗期を計る時計としてこの概日時計が使われているかどうかを検証する。
     砂時計:光周時計のもうひとつのモデル。すなわち、閾値以下の光量になった時点から何らかの物質(砂時計の砂)が蓄積し、その砂の量で暗期を計る機構である。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    光周時計の2モデル 概日時計と砂時計
    1.どのような”時計”なのか
    光周時計:昆虫に見られる光周反応の引き金である昼や夜の長さを計る機構。ヨトウガを用いた実験では日長よりも夜長が重要であるという結論が出されたことから、これは夜(暗期)の長さを計る機構である。
    概日時計:温度一定で明暗のない恒常条件において約1日の周期で自由継続し、(虫にとっての主観的な)時刻を規定する機構。明期暗記が繰り返す環境にあっては外部との調和により測時を調整する機能もある。このような機構があることは知られているのだが、今回は暗期を計る時計としてこの概日時計が使われているかどうかを検証する。
    砂時計:光周時計のもうひとつ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。