文化交流論【歴史】(4000字用)レポート

閲覧数3,898
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 11ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    (設題)
    「歴史」の意味について考察し、また歴史研究の方法が今日に至るまでどのように変化したかを論述しなさい。
    (解答)
     始めに、「歴史」の意味について述べる。ドイツ観念論哲学の大成者ヘーゲル(1770年~1831年)は、歴史には二つの意味があると説いている。つまり、起こった出来事という意味での客観的歴史と、起こった出来事の記述という意味での主観的歴史である。主観的歴史は、それを記述した者が、自らの生きた時代に対する見解を提示するものである。よって、その記述の方法や内容は、その時代の記述者たちが、先代の出来事や先人の業績をどのように承継しているか、或いは、自分の時代をどのように把握しているかにより、変化・発達するものである。
     ここで、19世紀までの歴史研究の方法について述べる。19世紀までの歴史学の発達について、ドイツの歴史学者ベルンハイム(1852年~1942年)は、その著者『歴史学入門』(1905年)の中で、①物語風歴史、②教訓的歴史、③発展的(発生的)歴史の三つの段階を挙げている。
    まず①では、関心ある範囲での歴史的素材を時間や場所の順で挙げて、物語るという次元にとどまってい...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。