【今月行ったこと】
先月までCu管球を用いていたが、今月は Mo管球を用いた。Mo管球を用いることで強度が強くなり、またバックグラウンドが下がることなどが期待される。
7月月間報告
【研究テーマ】
親水・疎水性パタン化された有機薄膜の作成と利用
【緒言】
疎水性膜状に微小な親水性スポットを持つ集中式試料ホルダーを用いることで液体試料の蛍光X線分析においてppbレベルの検出限界が実現されている。これまで親水性スポットとして1mm径程度の濾紙片を利用しているが、本研究では親水性スポットを10μm径程度まで微小化することに取り組む。親水性スポットの微小化により放射光を用いる場合には1μlの試料中に1ppt(1fg)程度含まれる微量元素まで測定対象となることが期待される。
【今月行ったこと】
先月までCu管球を用いていたが、今月は Mo管球を用いた。Mo管球を用いることで強度が強くなり、またバックグラウンドが下がることなどが期待される。
《1.親水部をろ紙、Polymerとしたときの検出限界》
Cu管球で検出限界を求めたときと同じSample、同じ条件でMo管球を用いて検出限界を求めた。
Sample:①ろ紙
②親水性のPolymer
③ろ紙にCa100ppm+Fe750ppb・Br3.75ppm混合液(201.5μl)を滴下、乾燥...