【今月行ったこと】
1. 標準添加法による中水中のCa、Fe、Brの定量について
2. 有機薄膜のUV照射による改質時間について
5月月間報告
【研究テーマ】
親水・疎水性パタン化された有機薄膜の作成と利用
【緒言】
疎水性膜状に微小な親水性スポットを持つ集中式試料ホルダーを用いることで液体試料の蛍光X線分析においてppbレベルの検出限界が実現されている。これまで親水性スポットとして1mm径程度の濾紙片を利用しているが、本研究では親水性スポットを10μm径程度まで微小化することに取り組む。親水性スポットの微小化により放射光を用いる場合には1μlの試料中に1ppt(1fg)程度含まれる微量元素まで測定対象となることが期待される。
【今月行ったこと】
標準添加法による中水中のCa、Fe、Brの定量について
有機薄膜のUV照射による改質時間について
《 標準添加法による中水中のCa、Fe、Brの定量について 》
先月2μlのピペットが壊れていたためにできなかった濃度で定量を行った。
Ⅰ.Fe、Caの定量(内標準:Br)
Sample: ①中水200μl
②中水200μl+Fe 100ppb+Ca 2ppm (200.5μl)
(Fe 200ppm溶液を0.1μl、Ca 1000ppm溶液を0.4μl添加した...